2008年08月08日

自由英作文20(ちょっとひと休み)

「夏期講習」佳境のため、今週の「あいうえおちゃん」はお休みします。
そのかわりに、昭和20年、日本軍の冷血の憲兵と田舎の18歳の少年警官・瀬名弘之の2人を主人公にした推理小説「砲台島」を推薦します。物語の舞台は和歌山県の「紀の川」河口の北と南に位置する寂れた2つの漁村。それに、無人島の「友ヶ島」。戦争中にこの島には本土防衛のための砲台が秘密裏に築かれました。そして、ここを小舟で脱走した4名の砲兵の3名は焼死体として発見されますが、1人は行方不明。この謎を召集令状が届いた瀬名警官が時間の制約のなかで、死神のような非情な憲兵と捜査にあたります。
なお、この「友ヶ島」は実在します。日本地図で確認してみてください。




先々月紹介したドイツのミステリー作家セバスチャン・フィツェックの第1作目は「治療島」でした。
 偶然ですが、「島」を舞台にした本が続きます。

追伸 「砲台島」の作者・三咲光郎(みさきみつお)の「群蝶の空」も、お勧めです。こちらは「松本清張賞」を受賞しています。


追伸・追伸 「紀の川」と云えば、有吉佐和子の代表作です。その有吉佐和子が「島」を舞台にした小説が2冊あります。『私は忘れない』と『海暗』(うみくら)です。『私は忘れない』は鹿児島の三島村に所属する「黒島」。『海暗』は東京の南200kmの三宅島からさらに南にある円形の島です。


Posted by テーム・セキグチ at 20:00 │特別カリキュラム