2008年05月20日
塾長の頭の治療・ラジオを携帯
5月の連休を利用して3泊4日の小旅行を計画した。
東京のホテルに泊まり、千葉県を観光することにした。東京駅から京葉線に乗って、蘇我駅。その蘇我駅から外房線と内房線を乗り継ぐと千葉県をひと回りできる。これは既に経験している。
今回は蘇我駅から内房線の五井駅、この五井駅から小湊鉄道といすみ鉄道に乗車して、千葉県を横断することにした。
塾長の失敗 旅の前日、本屋で、単行本を購入。セバスチャン・フィツェックの「治療島」。「30分が経過したとき、彼は思った。二度と娘には会えないだろうと。」これが書き出し。スピード感あふれる、ドイツの新型ミステリー小説だった。電車の中で読み続け、宿泊したホテルで徹夜。鉄道、地下鉄、駅のホームで、この「治療島」を読みふける。4日目の昼間、東京有楽町の三省堂書店で、彼、セバスチャン・フィツェックの2作目「ラジオ・キラー」を購入。犯人はベルリンのラジオ局をハイ・ジャック。サイコな知能犯はとんでもないものを要求。その事件を担当する女交渉人。
今回のひとり旅は、外の風景を見ないで、電車の中で2冊のミステリー小説を堪能しました。
東京のホテルに泊まり、千葉県を観光することにした。東京駅から京葉線に乗って、蘇我駅。その蘇我駅から外房線と内房線を乗り継ぐと千葉県をひと回りできる。これは既に経験している。
今回は蘇我駅から内房線の五井駅、この五井駅から小湊鉄道といすみ鉄道に乗車して、千葉県を横断することにした。
塾長の失敗 旅の前日、本屋で、単行本を購入。セバスチャン・フィツェックの「治療島」。「30分が経過したとき、彼は思った。二度と娘には会えないだろうと。」これが書き出し。スピード感あふれる、ドイツの新型ミステリー小説だった。電車の中で読み続け、宿泊したホテルで徹夜。鉄道、地下鉄、駅のホームで、この「治療島」を読みふける。4日目の昼間、東京有楽町の三省堂書店で、彼、セバスチャン・フィツェックの2作目「ラジオ・キラー」を購入。犯人はベルリンのラジオ局をハイ・ジャック。サイコな知能犯はとんでもないものを要求。その事件を担当する女交渉人。
今回のひとり旅は、外の風景を見ないで、電車の中で2冊のミステリー小説を堪能しました。
2008年05月13日
船酔いの治し方(耳寄りな話)
石川県の海岸で、奇岩の多い海の岸壁を小船で観光。源義経が「奥州(おうしゅう)」に遁(のが)れるときに船を隠した場所だと伝えられています。急な坂と急な石段を下(くだ)って、やっと遊覧船に乗る。ところが海は大時化(おおしけ)。大波、小波。直ぐ船酔いになりました。そのとき、陸地の1点を見つめます。耳が固定されるので暫(しばら)くすると、耳鳴りも船酔いも治まりました。
今回のEMゼミの塾長の失敗は、昼食後、すぐに観光船に乗ったことです。
今回のEMゼミの塾長の失敗は、昼食後、すぐに観光船に乗ったことです。
2008年05月06日
船の2段式ベッドは上段のほうが料金が安い。
その理由(わけ)は如何(いか)に
北海道の室蘭港から茨城県の大洗港まで大型フェリーに乗りました。8月中旬のことでした。太平洋の海が大揺れに荒れはじめました。真夜中、2段式ベッドの下のほうで寝ていると、ベッドが傾いて、身体(からだ)全体がするすると足のほうから降下。両足の足の裏が揃って、壁にぶつかる。寝ぼけ眼(まなこ)の内に、ベッドの足元のほうが持ち上がってくると、今度は頭のほうが下がってきて、身体(からだ)が硬直したまま、ベッドのシーツの上を滑っていって、頭の天辺(てっぺん)が、ゴツンと頭の壁にぶつかる。また、ベッドが傾いて、両足のほうが下がっていって、硬直した身体がシーツの上を滑って、両足の土踏まずが壁の突起にぶつかる。
船が傾いて揺れる。ドサン! 2段式ベッドの上から人が落ちた。実は塾長でした。
北海道の室蘭港から茨城県の大洗港まで大型フェリーに乗りました。8月中旬のことでした。太平洋の海が大揺れに荒れはじめました。真夜中、2段式ベッドの下のほうで寝ていると、ベッドが傾いて、身体(からだ)全体がするすると足のほうから降下。両足の足の裏が揃って、壁にぶつかる。寝ぼけ眼(まなこ)の内に、ベッドの足元のほうが持ち上がってくると、今度は頭のほうが下がってきて、身体(からだ)が硬直したまま、ベッドのシーツの上を滑っていって、頭の天辺(てっぺん)が、ゴツンと頭の壁にぶつかる。また、ベッドが傾いて、両足のほうが下がっていって、硬直した身体がシーツの上を滑って、両足の土踏まずが壁の突起にぶつかる。
船が傾いて揺れる。ドサン! 2段式ベッドの上から人が落ちた。実は塾長でした。
2008年04月29日
ボウリングと浦島太郎
長期の船旅になりますと、ビンゴ、ダーツや輪投げなどの室内ゲームが面白くなる。
ボーリング・ゲームに似た4ピンを使ったゲームをしたことがある。4本のピンの頭のところに穴を開け、棒を通して横一列に並べて吊り下げ、そのピンの足元を、ボウルを転がして当てると、その力でピンが宙返りして、180度以上回転して“受け木”にうまく留まれば得点。力が弱ければ振り子のように揺れるだけ、力が強過ぎれば、逆に、“受け木”に跳ね返されて、また下に戻ってしまう。
そのゲームを船の大ホールの床(ゆか)中央に10mの白いビニール・テープを貼って準備します。白いビニール・テープの一端には、ボウルをころがす大人子どもが集合。吊るされた4本のピンは船の前方にセットされる。ピンとピンの間は狭くて、うまくボウルが当てれば、2本一緒に宙返りさせることができる程。両舷の大きな展望窓からは叫び狂う白波。
ここは波に揺れる船の内。大ホールの床(ゆか)はゆらり、ゆらりと揺れているのです。
ボウルをゆっくり転がすと、ピンに当る前にとんでもない方向に行っていまいます。大人が力強くボウルを転がすと、ボウルはピンの足元をコンと音をたてて当り、ピンは宙返りして、四分の三回転。しかし、“受け木”にコツンと跳ね返えされてしまいます。
婦人が転がし、大人が転がし、皆失敗。子どもがボウルをよろよろって投げると、白線を、右に左にくねくねと転がりながら、やっとピンにたどり着いて、ピンがお情けに“逆上(さかあ)がり”をして、ピンの足元が“受け木”に着地しました。得点獲得。参加者一同、大拍手。
ナイン・ピン・ボウルはアーヴィングの短編小説「リップ・ヴァン・ウインクル」の中に出てきます。その邦訳名は『西洋浦島』と言います。塾長の成績は最下位でした。
ボーリング・ゲームに似た4ピンを使ったゲームをしたことがある。4本のピンの頭のところに穴を開け、棒を通して横一列に並べて吊り下げ、そのピンの足元を、ボウルを転がして当てると、その力でピンが宙返りして、180度以上回転して“受け木”にうまく留まれば得点。力が弱ければ振り子のように揺れるだけ、力が強過ぎれば、逆に、“受け木”に跳ね返されて、また下に戻ってしまう。
そのゲームを船の大ホールの床(ゆか)中央に10mの白いビニール・テープを貼って準備します。白いビニール・テープの一端には、ボウルをころがす大人子どもが集合。吊るされた4本のピンは船の前方にセットされる。ピンとピンの間は狭くて、うまくボウルが当てれば、2本一緒に宙返りさせることができる程。両舷の大きな展望窓からは叫び狂う白波。
ここは波に揺れる船の内。大ホールの床(ゆか)はゆらり、ゆらりと揺れているのです。
ボウルをゆっくり転がすと、ピンに当る前にとんでもない方向に行っていまいます。大人が力強くボウルを転がすと、ボウルはピンの足元をコンと音をたてて当り、ピンは宙返りして、四分の三回転。しかし、“受け木”にコツンと跳ね返えされてしまいます。
婦人が転がし、大人が転がし、皆失敗。子どもがボウルをよろよろって投げると、白線を、右に左にくねくねと転がりながら、やっとピンにたどり着いて、ピンがお情けに“逆上(さかあ)がり”をして、ピンの足元が“受け木”に着地しました。得点獲得。参加者一同、大拍手。
ナイン・ピン・ボウルはアーヴィングの短編小説「リップ・ヴァン・ウインクル」の中に出てきます。その邦訳名は『西洋浦島』と言います。塾長の成績は最下位でした。
2008年04月22日
遭難とキャラメル
小笠原諸島の母島から帰るときに聞いた話。
海外の船に乗って外洋に出た。大時化(おおしけ)が何日も続き、船の厨房の火がいよいよ消された。調理場では火を使うため、船は構造上、縦揺れ・横揺れ、どんな揺れ方をしても、調理場付近が一番揺れないように設計されている。その厨房の火が落された。
それでも、食事の時間になると、各船室のお客さんには食事が配られる。ボーイがステンレスのお盆にキャラメルを載せて配りにきたそうです。船があまりにも揺れるため、立っていられず、ボーイは四つん這いになって船内の通路を移動するのだそうです。自分の船室のドアがノックされて、キャラメルをもらったときは、覚悟をきめたそうです。
海外の船に乗って外洋に出た。大時化(おおしけ)が何日も続き、船の厨房の火がいよいよ消された。調理場では火を使うため、船は構造上、縦揺れ・横揺れ、どんな揺れ方をしても、調理場付近が一番揺れないように設計されている。その厨房の火が落された。
それでも、食事の時間になると、各船室のお客さんには食事が配られる。ボーイがステンレスのお盆にキャラメルを載せて配りにきたそうです。船があまりにも揺れるため、立っていられず、ボーイは四つん這いになって船内の通路を移動するのだそうです。自分の船室のドアがノックされて、キャラメルをもらったときは、覚悟をきめたそうです。
2008年04月15日
ムササビ遊び
鹿児島の志布志(しぶし)港から船に乗った。夜9時過ぎ、海が大時化(おおしけ)になった。大型船「サン・フラワー号」が、木の葉のように揺れた。船内通路は手摺りをしっかり掴(つか)まないと歩けない。船尾が持ち上がると、通路は上(のぼ)り坂。波が引いて、船尾が下(さ)がると、通路はいきなり、下(くだ)り坂になる。
なんとか、船の後部のドアにたどり着く。ドアの目の高さにある覗き窓から外の甲板を見る。覗き窓のガラスに雨が滝のように叩きつける。ノブを回して、ドアを外に開ける。とたんに、強風でドアが外に引き寄せられる。ノブを握ったままの右腕が、引っぱられる。瞬間、右腕がびしょ濡れになる。叩きつける雨粒が痛い! 風も猛(たけ)り狂う。
怒号の甲板に出る。容赦なく降る雨のため、目を開けているのも困難だ。目蓋、顔にも雨粒があたる。風も強く。何度も倒されそうになる。
ふと、気が付くと、アノラックを身に着けた大学生3名。強い風が吹くのを待っている。強い風に顔を向け、突風(とっぷう)がくると、ムササビのように両手・両足を広げて、ジャンプする。
スーパー・マンの姿勢をとる。すると、嵐(あらし)の中、風に乗って、甲板の上を後ろに飛行する。
風を身体に受け、糸の切れた凧のように後ろに飛ぶ。 ――そんな危険な遊びをしていた。
なんとか、船の後部のドアにたどり着く。ドアの目の高さにある覗き窓から外の甲板を見る。覗き窓のガラスに雨が滝のように叩きつける。ノブを回して、ドアを外に開ける。とたんに、強風でドアが外に引き寄せられる。ノブを握ったままの右腕が、引っぱられる。瞬間、右腕がびしょ濡れになる。叩きつける雨粒が痛い! 風も猛(たけ)り狂う。
怒号の甲板に出る。容赦なく降る雨のため、目を開けているのも困難だ。目蓋、顔にも雨粒があたる。風も強く。何度も倒されそうになる。
ふと、気が付くと、アノラックを身に着けた大学生3名。強い風が吹くのを待っている。強い風に顔を向け、突風(とっぷう)がくると、ムササビのように両手・両足を広げて、ジャンプする。
スーパー・マンの姿勢をとる。すると、嵐(あらし)の中、風に乗って、甲板の上を後ろに飛行する。
風を身体に受け、糸の切れた凧のように後ろに飛ぶ。 ――そんな危険な遊びをしていた。
2008年02月18日
相馬ヶ原のヘリコプターとティッシュ

「防衛大学」に進学したい、と言う高校生を「防衛庁・自衛隊群馬地方連絡部・高崎募集事務所」に紹介したことがある。それからちょうど1週間後に「所長・一等陸尉」が、EMゼミに突然現れて、「お礼をしたいので、海がいいか? 空がいいか?」と聞いてくる。
「海」は千葉県の木更津(きさらづ)に行って、「自衛艦」乗船。あるいは新潟に行って演習中の「艦」に乗せてくれると言う。「空」は何ですか、と尋ねると、相馬ヶ原(そうまがはら)に行って、ヘリコプターに乗って群馬の上空を飛ぶ。
「海」か「空」、どちらか決めてください、と言う。
当日、早朝。高崎駅近くの「防衛庁・自衛隊群馬地方連絡部・高崎募集事務所」に8名集合。ナビゲーター付きの自家用車2台に分乗して相馬ヶ原へ。
200名程の老若(ろうにゃく)男女(なんにょ)がヘリポートに集結。プロペラを回転させ始めたヘリコプターが2機。大きなプロペラを胴体の前方と後方につけた「タンデム」が1機。若き自衛官が、大声で、注意事項を説明。かなり物々しい。そして、最後に取り出したのが、1箱の家庭用ティッシュ。その箱の上面から静かにティッシュを取り、箱を隣りにいた助手に預け、若き自衛官は両手でティッシュを2つに引き裂き、それぞれを丸めて右の耳、左の耳に詰め込む。爆音防止の「耳栓」。極秘事項だ。
破れた麦わら帽子をかぶった老人が1人、遅刻の言い訳をしながら、200名に加わる。
次々と10名、20名のグループに分かれ、無事にヘリコプターの空中試乗が終わる。
高崎駅から来た8名が2台の車で、相馬ヶ原をあとにする。すると、その時、麦わら帽子の老人が、耕運機を運転してトコトコと立ち去って行きました。「富士には月見草が似合う」と太宰治は言いました。「ヘリコプターには耕運機が似合う」のでしょうか?



